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重く危険な作業を、より安全に。1997年「FRP排水桝」販売開始

1997年、橋梁技建は「FRP排水桝」の販売を開始しました。

当時、高速道路や橋梁で使用される排水桝は、鋳鉄製が主流でした。しかし、一つあたり約80kgと非常に重く、鉄筋の上など足場が不安定な現場での運搬・設置には、大きな負担と危険が伴っていました。

そこで橋梁技建が目指したのが、現場で働く人の負担を減らし、より安全に施工できる排水桝です。今回は、FRP排水桝誕生の背景をご紹介します。

現場の課題を解決した「軽量化」

FRPは、軽量でありながら強度や耐久性に優れた素材です。

排水桝を鋳鉄製からFRP製にすることで、持ち運びや位置調整がしやすくなり、クレーン作業や作業員の身体的負担を軽減。高齢化や人手不足が課題となる現場において、安全性と作業性を高める製品となりました。

単に素材を変えたのではなく、「危険な作業を少しでも減らしたい」という現場視点から生まれた製品だったのです。

排水性能と施工性を高める「上下分離構造」

排水桝には、路面の雨水だけでなく、アスファルト舗装とコンクリートの間に入り込んだ「浸透水」をスムーズに排出する役割があります。

当時のFRP製排水桝には、側面の穴がコンクリートで塞がれたり、設置高さのずれによって水が流れにくくなったりする課題がありました。

そこで橋梁技建は、排水桝を「下桝」と「上桝」に分ける上下分離構造を採用。下桝をコンクリート面に合わせ、上桝で舗装の高さを調整することで、排水しやすく、施工もしやすい仕組みを実現しました。

この構造は現場から高く評価され、橋梁技建のFRP排水桝は多くの工事で採用される製品へと成長していきました。

現場の困りごとから生まれるものづくり

FRP排水桝の開発・販売の出発点は、重く危険な作業を減らしたいという想いでした。

現場の声を聞き、課題を見つけ、自分たちの技術で解決する。

1997年のFRP排水桝販売開始は、現在まで続く橋梁技建の「現場第一」のものづくりを象徴する出来事の一つです。

橋梁技建はこれからも、現場で働く人の安全と、道路・橋梁を利用するすべての人の安心を支える製品づくりに取り組んでまいります。